当日up考察 追加

当日アップグレードは、FOP単価をどの程度下げてくれるのか

下がらない場合、分岐点の金額は存在するのか?

(気になると、考えています理系のサガ)

 

前記事では、中途半端感がありましたので少し理論的に整理

 

購入金額:X、区間マイル:M、運賃カテゴリー:K1

座席クラス:K2b、搭乗ボーナス:B

とし、

当日アップ金額:x、up後座席クラス:K2a

とすると、

 

損益分岐点の計算式は、

にあるとおり

X≧x*{M*(K1+K2b)*2+B}/{M*(K2a-K2b)*2}・・・①

一般化できましたが、係数が多すぎ!

 

つまり

役に立たない・・・orz

 

でも右辺は同じ係数が結構あります。

B=0となる早割購入に限定してみればどうなるか?

①式にB=0を入れてみると、

X≧x*{M*(K1+K2b)*2+0}/{M*(K2a-K2b)*2}

なので、上下にあるMと2が消える

 

X≧x*(K1+K2b)/(K2a-K2b)・・・②

めっちゃシンプルになりました。

 

②の意味は、『当日アップのFOP単価は、区間マイルに依存しない』

ということ。

 

K2b=0のときである購入時に通常席(N)の場合、

②式は、X≧x*K1/K2a

さらに、早割はK1=0.75なので

X≧x*0.75/K2a

めっちゃ、単純じゃん!

 

通常席→Jシート :K2a=0.1、x=1000円なので、X≧1000/(0.75/0.1)
通常席→ファースト:K2a=0.5、x=8000円なので、X≧8000/(0.75/0.5)

それぞれ、7,500円、12,000円となります。

 

結論、

区間にかかわらず、

通常席を7,500円以上で早割購入した場合、Jシート以上へのアップはFOP単価を下げる

通常席を12,000円以上で早割購入した場合、ファーストクラスへのアップはFOP単価を下げる

とうことがわかります。

 

Jシートを早割で買った場合は、どうなるか

K1=0.75、K2b=0.1、K2a=0.5、x=7000となるので、

②式:X≧x*(K1+K2b)/(K2a-K2b)に代入

X≧7000*(0.75+0.1)/(0.5-0.1)

X≧7000*0.85/0.4 → X≧14,875

14,875円以上でJシートを買っていた場合、FOP単価は下がる

のようです。

 

ところで、区間マイルにかかわらずなのですが、

東京→大阪は280mileですので、7500円で早割普通席を買っていた場合、

FOP単価は、17.86円/FOP【≑7500/(280*0.75*2】

獲得FOPも420FOPですのでお気をつけ下さい。

【羽田→那覇で984mileで、7500/(984*0.75*2)≑5.05円/FOP】

 

8円/FOPの区間マイルは、7500/8=937.5、937.5/(0.75*2)≑625mile

鹿児島⇔羽田で600mile、大阪⇔千歳で666mile

この区間で7500円で販売されているかは・・・

 

ご利用は計画的に♪